アレチウリの駆除方法、almo農園の農園再生への戦い!

こんにちは、almo化粧品開発者の横尾恵美です。
今日はalmo化粧品に配合されているヘチマを作っている、almo農園にの困りごとついて。
今年もアレチウリがはびこる季節になってきました。このアレチウリに困っているんです。
almo農園のアレチウリ駆除方法を書いていきます。
Contents
特定外来生物 アレチウリとは
こちらは7月のアレチウリの様子です。葉は手のひらくらいの大きさになり、茎も太くなってきます。
作物の上に覆いかぶさるように、どこまでも伸びていきます。
ウリ科の一年生草本で、生育速度が非常に速いつる性植物で、長さ数~十数mになる。群生することが多い。果実に鋭い棘を密生する。
特定外来生物に指定されている。
日本の外来種対策より
とにかく繁殖力が強い!そして種をつける数が半端ない、、
1株当たり400~500個の種子をつけるが、25,000個以上との報告もある。と書いてある。
どうりで、抜いても抜いても生えるわけだ、、
日本中の河川や山、畑、とにかく沢山の場所で確認されており、すさまじい繁殖力と在来種を枯らしてしまうことから、特定外来生物にされています。
各地でアレチウリ駆除作戦が行われているが、追い付いていないのが現状です。
5月からスタート、アレチウリ駆除方法
5月頃に芽が出てきます。目はかわいい双葉で何かお花の芽なのかな?と思わせる感じで、このころは簡単に抜けます。
根っこはもやしのように、ひょろっとしています。この芽があの怖いツルに育つなんて。。
こんな感じに力入れなくても、するっと抜けます。しかし、あっという間に全体に広がります。
数がすごいんです。芽が出たと思ったら、どんどんツルが伸びていきます。
アレチウリ駆除の方法は、とにかく手で抜いていくしかないです。
5月の炎天下の中、、アレチウリ駆除スタート。葉が5㎝くらいの子の頃は、手でも根っこまで簡単に抜けます。
するっと抜けるので、きれいに抜けると快感です。最初はそんなこと言ってられるんですが、量が半端ないんです。
特定外来植物に指定されているので、移動することは禁止されています。この場所で枯れるまで、置いておきます。
あ~何とかきれいになった~~!
とこの日はいったん終了。と、、2週間後
ま、また芽が出てる。。
そうなんです、このアレチウリはこれが厄介な点です。抜いても抜いても、また芽が出てくる。。
また、手で取っていくしかありません。。
本当に同じ場所に、同じくらいの数の芽が出ていました。ってことは、相当数の数の種が土の中にあるんだろうな。。
身をもって、アレチウリの怖さを知る。。
almo農園は福島県本宮市にあります。
ココは祖父の家で、今は誰も住んでいない空き家になっています。週末の休みにここに来て、自分たちの食べる野菜を育ててきました。
しかし、東日本大震災後ここ本宮市は60キロ離れていますが、やはり畑にあまり近づかなくなりました。
作った作物も安全なのか、安全ではないのか。。いろんな情報が錯綜し、不安ばかりが募りました。
この畑をずっと耕してきたのに、こんな悲しいことはありませんでした。気付けばあまり畑にいかない、そんな日々が何年かありました。
震災から5年くらいが経ち、だんだん畑に入るようになりました。出来た野菜は放射線検査に出しました。
何品目か行いましたが、全て限界値以下でした。
ホッとしたのもつかの間、畑とは、人が入らなくなると荒れるのは早くて、、今まで見たことのない、ツル植物が畑の奥一面に広がっていました。
なんていう植物だろうね~~なんて言っている間に、、夏には、花をつけました。
これがアレチウリだと分かるのに時間がかかりました。なんせ、いままで見た事ないツル植物でした。
そして、さらに驚いたのが、その花にスズメバチが寄ってくるんです。
ツルが広がっているところはスズメバチがいるので、こうなってしまったら近づく事が出来ません。
こうして、駆除できない合間にドンドン手前の畑までやってきました。
畑を覆い、その下の作物を枯らすだけではなく、気に覆いかぶさり、木を倒してしまうんです(;´∀`)
ジューンべりーももう少しで倒れるところでした。。
何とか添え木をして立っています。
斜めになってしまいましたが、今年は沢山の実を付けてくれました。こうやっていただけることが嬉しくて仕方ありません。
子供達も大喜びで食べていました。
この梅の木は去年、アレチウリに覆われてしまいました。
アレチウリは1年草なので、秋に花をつけ種を落とすと枯れます。しかし、ツルが枯れたまま、このように木に絡みついたままです。
花が咲き終わるとスズメバチはいなくなるので、こうなったら、手で覆われたツルを取っていきます。
枯れたツルもチクチクしているので、注意が必要です。クズのツルも生えていますね。。。
クズとアレチウリの最強ツルコンビは、大きくなってしますと、どうしようもありません。。
アレチウリの駆除は5月から、できるだけ小さいうちに行ってください。
6月の梅雨も土が濡れているので、抜きやすいです。
雨ですが、この時期を逃したら終わりです。。
7月、現在の様子
これは7月12日のアレチウリ。もう手の平くらいの大きさがあり、ツルもかなり伸びて全体を覆っています。
こうなると、どこから生えているのかわかりませんが、駆除方法はとにかく引っ張るしかないです。
アレチウリはクズのように、ツルの強度はありません。手の力で引っ張れば、地面から離すことができます。
クズはコノコギリで切るしかなくなるので、それよりは楽です、、が、量が多いです。。そして早い。。
あっという間に一面に広がります。しかし、この7月を逃してしまうと花が咲いてしまいますので、最後のチャンスです。
この日も雨でしたが、母と二人掛かりで午前中かけて、ほぼ抜いたと思います。
後はこの場で枯れるのを待ちます。汗と雨で全身びちょびちょです。。
今年は花が咲く前に、だいたい駆除できたのであまり種は落ちないと思いますが、、
土の中にまだまだ種があると思うので、何年かかけて、これを繰り返していくしかないのかな、、と思っています。
アレチウリ駆除方法のまとめ
5月に芽が出てきた時点で1度全部取ります。すると6月になる前には新しい芽が出てきます。また、それを取ります。
機械でつるの上だけを切っても、また伸びるので、出来るだけ小さな時に抜いていくしかないです。。
このように、何度か繰り返していきます。
8月に花を咲かせる前に可能な限り、引っこ抜く。。かなり体力は使いますが、これが1番早いように思います。
何年か計画で行ってください。
almo農園もアレチウリとの戦いは、まだまだ終わりそうにありません。。
農地の再生はかなり大変です。。時間と体力が必要ですね、、
あまり人が入らなくなった、奥の畑はアレチウリがはびこっていますが、お手入れしていた手前の畑でヘチマや野菜を作っています。
almo農園のヘチマ
今年は日照不足で、、ちょっと元気がなかったヘチマ達。そろそろ太陽が欲しいですが、大きくなっていて安心しました。
このヘチマからヘチマ水を収穫し、化粧品に配合しています。
それが、almo化粧品です。
福島の豊かな自然から生まれたお化粧品です。