なぜ、ただの福島県の主婦が化粧品を作ったのか。

こんにちは、almo自然の恵をいただく化粧品、横尾恵美です。
今日はなぜ、化粧品を作ったのか、そしてその先にあるものを話してみたいと思います。
朝ドラでは、萬平さんがラーメンを作っている。誰になんと言われても、何度も失敗しても、完成を信じて作り続けている。「僕には美味しいと言ってラーメンを食べている、みんなの笑顔が見える」そう言って、萬平さん今までにない「お湯をかけるだけで食べれるラーメン」を作り続けている。
朝ドラを見ている方なら分かると思うが、それは、それは大変なこと、、子供はいじめられ、近所の人には影口をたたかれ、周りはやめろと言ってくる。実際のラーメン作りもうまくいかず、失敗の連続。
私だったら、途中で投げ出してしましそうだ。しかし、やり続ける、
萬平さんは信念を持って、出来るまでやり続ける、ている。そして今の日清食品につながると思うと、本当にすごい。
ドラマなので描写されていない苦労も沢山あっただろう。モノづくり出す人の苦しみは計り知れないなーと見ていていつも感じる。
それでも、大変なラーメン作りを続けたのは「信念」だと思う。萬平さんには、世の中の人に喜んでもらいたい、笑顔になって欲しい。その信念があった。
では、本題に入る。
なぜ、福島の普通の主婦、横尾恵美は「almoアルモ自然の恵をいただく化粧品」を作ったのか。
初めてお会いする方に必ず聞かれる。「なぜ、化粧品を作ったんですか?」と。
その質問に答える度に、涙声になってしまう。声がつまりながらも、いつもこう話している。
「子供たちの未来を作りたいんです。」
今、福島の子供たちは福島県で育っている。福島しかしらない子供たちの中で暮らしているから、みんな何も感じないと思う。
私にもこんな経験がある。私が高校卒業して東京に行った時だった。それまでは、自分も周りも訛っているなんて、全く思ってなかった。訛っているのは、おばあちゃんくらい。。そんな風に思っていた。
そして、東京に行き、全国から集まって来た人の中に身を置いたとき、「自分は訛ってたのか」そう痛感した。
もちろん、友人にも、バイト先の店長にも、訛ってるね、そう言われた、それで初めて認識した。
今までの生活では、周りみんなが訛っていたから、気が付かなかっただけだった。
しかし、人は自分と違うイントネーションで話しているのを面白いと思うらしい。もちろん笑われることもあった。
バイト先の店長に至っては、その訛りを直せと標準語レッスンを始める。何回も100円と言わされたが、何が正解か、その時は全然わからなかった。
正直、「福島出身です」そういうのが恥ずかしいと感じた時期もあった。私が東京に出た時でさえ、そう感じた。
では、今の子供たちが福島からでて行くときはどうだろう。私が感じた田舎者のレッテル+原発事故のイメージがつくだろう。
今は福島の中だから感じないことを感じるようになるだろう。その時になったら、もう親として出来ることは少なくなっているだろう。
そう考えると、今何が出来るだろうか、、
「福島の豊な風景を、楽しい自然を、発信していきたい」
「他県から福島に遊びにきて、楽しかった思い出を持った子供たちを一人でも増やしたい。」
そして、福島の子供たちが県外へ行った時、「福島行ったことあるよ、福島いいところだよね」そう言ってくれる友人周りに一人でもがいたら、どんなに心強いだろう。
私は、自分の子供には、高校卒業したら、県外に行って欲しいと思っている。自分がそうだったように、福島県のよさ、家族のありがたさ、沢山のことを学ぶことができる。
その時に自信を持って「福島出身です」そう言ってもらいたい。
福島の子供みんなが、そう言えるように、今、私のできることをし続けたい。そう思っている。
未来のみんなの笑顔が想像できたのが、萬平さんはラーメン、私は化粧品だった。
だから、私は「almoアルモ自然の恵をいただく化粧品」を作った。
今年は、県外の子供たちが遊びに来れるように、そっちの施策も動き出していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。